基礎講座5.6

基礎講座5,6では試算表、精算表の内容を理解することが目的です。簿記では仕訳を行った後の次の段階になります。

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基礎講座5 試算表について理解しよう

 

簿記の流れからいくと、次は試算表の作成になります。

試算表とは

日常の取引が多くなると仕訳も莫大な数になってきます。仕訳を整理するために、総勘定元帳を作成する(転記する)のですが、必ずしも転記が正しく行われているとは限りません。

 

 そこで転記が間違っていないかを確かめるために、勘定科目ごとに作成された総勘定元帳をもとに試算表というのを作成するのです。つまり試算表とは総勘定元帳の記載が正しいかどうかを確認するために作成されます。

 試算表には残高試算表・合計試算表・合計残高試算表の3種類あります。ここでは、合計残高試算表を見てみましょう。残高試算表・合計試算表の説明は本科講座で行います。

 

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試算表初心者のために

試算表の作成は、総勘定元帳で作成した残高や合計を勘定科目ごとに記入していくだけです。

試算表は総勘定元帳をもとに作成しますので下図のような総勘定元帳ならば、合計残高試算表は次のようになります。(関係部分のみ記載)

 

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基礎講座5のまとめ

1.試算表とは総勘定元帳の記載が正しいかどうかを確認することができる。

2.残高試算表では、借方残高と貸方残高、借方合計と貸方合計が一致する。

 

基礎講座 6 精算表について理解しよう

試算表を作成すると次は精算表の作成になります。

精算表とは

決算書(貸借対照表・損益計算書)を作成するためは、精算表を作成することが必要になってきます。また、精算表を作成することによって、決算手続きの検証や当期の営業成績を早期に知ることができます。精算表とは下図のようになっています。

 

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まずは  で塗った列を見てみましょう。この列は残高試算表です。これは、基礎講座5で学習した合計残高試算表の残高部分を記入したものです。それに沿って勘定科目ごとに数値を入れていけばいいわけです。(書式は少し違いますが、意味は同じです。)2列目の修正記入欄は次章の本科講座で説明します。現時点では簿記の大まかな流れを知ることが目的ですので、ここに入る数値はありません。3列目が損益計算書・4列目が貸借対照表になっています。

 

そして、残高試算表から、損益計算書・貸借対照表を作成することになります。あと、ここで注目するのは利益の欄です。各項目の借方・貸方の合計は一致(導入講座で学習済)しますので、利益を計算することが出来ます。借方と貸方の差額分200が利益になります。(700売り上げて、仕入に500かかったので利益は200ですもんね。)

 

精算表初心者のために

損益計算書・貸借対照表の作成方法は残高試算表から、数字を移動するだけです。例えば現金勘定だと資産(この部分は、基礎講座2で学習済)になりますので貸借対照表へ移動します。同じように、売上だと、収益勘定なのでそのまま損益計算書へ移動します。つまり、精算表から損益計算書、貸借対照表を作成するためには、どの勘定科目は損益計算書、もしくは貸借対照表なのかは覚えておかなければなりません。

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